◆管理者養成学校基礎コース合宿訓練参加報告書 (15.7.7) 第10班 有賀寛朗

平成15年6月17日(1日目)
1.入校式
 管理者養成学校への入校式へ参加した。今期の人数は144人。挨拶の基本動作を教えていただき、起立、
礼、着席の姿勢を練習した。その後、各自の決意表明を行った。1回目は気合不足としてきがあり、2回目
は講師の目をきちんと見ておらず、きょろきょろしないと指摘を受けた。3回目に「大きな声で意見を言う」
という内容で決意表明を合格した。校歌の斉唱を行い、かための盃で式は終了した。
2.十ヶ条
管理者養成学校の基本で最も重要な項目に行動力基本動作10ヶ条がある。この10ヶ条の暗記が審査項目
にもあるが、第6条〜第10条を班全員で練習した。また、1人1人に暗記の確認を行った。この暗記は今
後の行動力の向上に役立つのでしっかり身につけます。
3.セールスガラス
駅前で歌う歌である。これもはじめの8フレーズの練習を行った。1人づつの練習で強弱をつけるところを
もっとはっきりと付ける様に指摘があった。声の大きさは(時間切れのためここまで)

平成15年6月18日(2日目)
1.掃除
本日朝から、清掃訓練が行われた。毎日の訓練を行う部屋の掃除をするが、自分ではやったつもりで手をつ
けていない箇所があり、指摘を受けた。やり直しの際には7分間の時間制限の中で完了せず、やはり行動の
途中経過の報告がないことが問題であるとの指摘を受けた。指示に対する報告の重要性を認識した。
2.班長
この訓練では15人が1つの班となり様々な訓練が行われる。その15人の中で半日交代で班長が任命され
る。私はまだ回ってきていないが、班長は自分で動いてはならない事、すべての人の把握が必要なことを朝
の掃除の時に感じた。自分が班長ならばどうするかを常に考えて行動していこう。また、気づいた点はどん
どん発言していこう。
3.第1講師
本日から第1講師の西山彬先生が着任された。テレビの取材にもでていたという話で、とてもしっかりと訓
練していただけるという印象を持った。ユーモアと厳しさを共に備えていると感じる。この先生のもとでな
んとしても13日で卒業しようと決意を新たにした。
4.会社の経費
西山先生に、会社が君達にいくらの経費をかけてここへ送って来たか考えているかと質問を受けた。1日あ
たりの給料と売上の減だけでも50万はあるだろう。

平成15年6月18日(3日目)
1.共感テスト
ある与えられたテーマで例示された内容に共感できるか出来ないかというテストがある。本日はその中の1
問について討論を行った。15人の班員が共感できる派と共感できない派に分かれて意見を戦わす。本日は
積極的に意見を出せず、いつもの自分の姿であった。これでは訓練に参加している意味がない。明日からは
多く発言するよう反省した。
2.初の合格
口頭での審査は明日から始まる。それに先だって書類の審査項目は進められていて、1日目、2日目に提出
した書類があった。それはボールペンで文字をバランス良くきれいに書くというものであった。文字をきれ
いに書くことは一番苦手意識を持っていた項目で会ったが、2回目の提出で合格を頂いた。
3.十ヶ条の暗記
行動力基本動作10ヶ条の暗記による試験が明日から行われる。自分はまだすらすら出てくるまで出来てお
らず、他の人が覚えているのを聞いて焦りを感じている。

平成15年6月19日(4日目)
1.1分間スピーチ
今日で1分間スピーチ訓練が3回目になりました。テーマを言われてから自分の番になるまでに何人かいる
のですが、その間に考えをまとめることが出来ず、何を話しているかわからない話ばかりしていました。何
が悪いのかを考え、話の骨を1本にすること 、起承転結を準備すること、例を入れることといった基本が
出来ていないことに気付きました。午後にもう一度スピーチがあり、考えたことを実行するように心の準備
をしました。
2.スピーチの内容
午後の1分間スピーチでは、この4日間で気付いた自分の弱点というテーマでした。私は自分の甘さにつ
いて特に感じています。西山先生の言葉に「審査に合格するのが目的ではない。合格するためにどんな工夫
をして考えていくか。ただ努力するだけでなく、結果を出す努力をしなければならない。訓練は日頃の仕事
で、審査は客への成約を目標とした商談で、合格は商談成立である。」と言われた事で本当に100%本気で
訓練に参加していたか、どこかでまあなんとかなるという気持ちがあったと感じ、このスピーチから全力で
ぶつかりました。そしてこのスピーチでは合格点を頂きました。
3.今の自分を使うか
西山先生から、あなたが社長だったら今の自分を使いますか?と質問がありました。答えはノーです。それ
は、基本的な挨拶や礼も満足に出来ず、人の手本を示さねばならない立場にありながら、まあ、この程度で
良いかと自分に甘い点です。この訓練を通して全力で課題に取り組むことで克服していきます。
4.今日の審査
今日は行動力基本動作10ヶ条の暗記と40の質問という中の「パンと牛乳について」というスピーチ、セ
ールスガラスの歌の審査を受けました。暗記は時間切れと間違い多数で不合格、歌は歌い始めの歌詞違いで
0点でした。スピーチは2回も声をはってと注意を受けました。これも不合格でした。声は今後全力で出し
ていきます。班内審査項目の「発声」を今日は合格しました。

平成15年6月20日(5日目)
1.審査時間
基礎項目の審査は班に1回当たり30分と割り当てが決められています。受ける科目は複数あります。1日
に2回の審査がありましたが、早く受からないと次の課題に使える時間が減るだけでなく、班全体の進捗を
遅らすことになり、他の人の足を引っ張ることになります。頭ではわかっていたつもりでしたが、実際、審
査でなかなか受からないことは気合が足りないのです。
2.十ヶ条
午前の基礎項目審査では文を声を出して読み上げる素読という審査とセールスガラスの歌を行いました。素
読は文字の読み間違えでその他の問題点が出る前に中止でした。点数は7点でした。セールスガラスの方は
昨日0点で悔しい思いをしたので、注意して歌い12点でした。素読は歌のように声のはり、リズム、音の
高低や感情表現が必要で、これは普段の話し方でも共通する要素だとかんじました。
3.素読の注意
素読の練習の時に、西山先生より「平坦に読むやつがあるか。おまえそれでも日本人か」といわれました。
確かにこれまでの生活でも全然意識していませんでしたが、話に抑揚のない話し方をしていたのではないか
と気付きました。声の調子というのは説得力にすぐさま結びつきますので重要性を認識しました。
4.スピーチ
昨日に続いてパンと牛乳についてのスピーチの審査が午前中に2回ありました。3回話すチャンスがあった
のですが、点数は14点、21点、23点でした。50点が合格ですので半分にも満たないわけです。最後に受
けたときのコメントが、話が途切れ途切れです。もっとスムーズにという事でした。声は良く出ているとい
われました。
5.駅頭歌唱
本日、富士宮駅前でセールスガラスを歌う駅頭歌唱がありました。スーツを着て駅に向かって歌いました。
これまで出したことのない大声で精一杯歌いました。1回で合格しました。やれば出きることがわかりまし
た。

平成15年6月21日(6日目)
1.今日の審査
本日も基礎項目審査が2回とスピーチの審査が3回ありました。スピーチでは声をはってと注意を受けない
ようにと気をつけていたつもりでしたが、また注意を受けてしまいました。まだ、気合が足りていないとい
うことです。心のどこかに自信のなさがあり、それが声に表れているのです。まずは出来るんだという自信
を持って審査に臨めるよう練習を重ねます。
2.基礎項目審査
昨日、行動力基本動作10ヶ条の審査が合格していない人は合格した人から大丈夫だというサインをもらっ
て試験を受けて良いという指示を西山先生からだされました。完全に出来るようにして今日審査に臨むよう
に準備することが最優先でありますが、自信がなくチャレンジすることが出来ませんでした。
3.十ヶ条の問題
何故、十ヶ条が言えないか、ただやみくもに練習していたからです。文章は覚えているのにそらで言うと途
中で途切れて先へ進めなくなるのです。西山先生より一気に長いフレーズで暗記しなければ出来ないとアド
バイスを受けました。先日の西山先生の話の中に仕事は考えてすることを言う。動くだけなら作業だという
ことを言われました。暗記ひとつにしても自分がやってきた事は作業だった、本当の仕事をしていなかった
と気付きました。
4.早書き合格
班内審査で、早書きに合格しました。早書きは講師の朗読する文を聞いて書き取り、話をスピーチして再現
する課題です。今日現在折り返し点に来て班内審査しか合格していません。これは審査部の審査員による審
査にひとつも合格していないことで、とてもくやしく感じています。
5.西山先生の言葉
本日、西山先生より一人一人に一言ずつ言葉を書いたプレートを渡されました。課題になっていて各人が克
服しないと終了しません。私は全てに力強く、信頼度UPとありました。何事にも全力に力をつくして取り
組んでいきます。信頼される人間になれるように。

平成15年6月22日(7日目)
1.スピーチの審査
本日は、午前中に2つの審査がありました。基礎項目審査と40の質問というスピーチです。テーマはパン
と牛乳についてという内容でずっと練習してきたものです。昨日あたりから声がかすれて出なくなってきた
のですが、今日は絶対に合格すると決意して、審査に臨みました。毎回、声をはってと注意されてきている
ので、今日は注意を受けないよう、出ない声でも精一杯出してスピーチしました。なんとか最後まで話しき
り、合格点50点を頂きました。
2.十ヶ条の審査
本日のもうひとつの審査では行動力基本動作十ヶ条の暗記を受けました。制限時間2分のところ、最速で
は1分30秒くらいで言えるようになり、小椋さんにお願いしてサインをもらって審査を受けました。はじ
めのうちは比較的順調に行っていたと思っていたのですが、途中で減点オーバー不合格となってしまいまし
た。どこで違っていたのかわかりませんでしたが、状況をよく振り返ったところ1文が抜けていたことがわ
かりました。
3.散歩訓練
訓練の中に散歩訓練があります。名前を聞いただけでは簡単そうに感じるのですが、トンでもありません。
15人が等間隔に10mづつ、一切無言で速保で歩きます。10分や15分の時間をかけます。散歩の間に出さ
れた問題の解答を考えながら歩きます。今日は最後尾を歩いて気付いたのですが、前の方が行った動きを次
の人がちゃんと追従していないのです。これは40キロ夜間行進では重大なミスにつながる可能性があると
感じました。
4.40キロ夜間行進
本日午後から40キロ夜間行進の訓練が行われます。40キロメートルの行程を制限時間8時間で完歩する
のです。そのような長い距離を歩いたことがないので全く想像もつかないのですが、完歩したときにはとて
も大事な経験になるでしょう。大きなミスを起こさぬ様、しっかり考えて行動します。

平成15年6月23日(8日目)
1.本日の訓練
本日、新たに電話報告訓練を行いました。テーマは昨日の40キロ夜間行進について上司に報告するという
設定で約2分間、電話の受話器を持ってスピーチするというものです。2分間なのでテーマを2つしぼって
1分間スピーチを2本分でいいわけですが、ないようがまとまっておらず、うまく話しが出来ませんでした。
まずは1分間スピーチをマスターしなければ全て出来ません。
2.1分間スピーチ
本日のテーマは私の家族についてでした。むづかしい内容のテーマではないのですが、うまく話しができま
せんでした。聞く人を引きつける話をすることがスピーチの成功といえますが、どの様に進めるのかがいま
だにわかっていません。班友の人は聞いている人が涙するような話をするひともいて、ただ焦りばかりです。
この苦手意識を克服するように1分という時間感覚を身につけます。また、早く考えをまとめる練習を積ん
でいきます。
3.十ヶ条
長いこと引きずっていた行動力基本動作10ヶ条の審査にようやく98点で合格しました。合格するときは
100点で合格しようという意気込みで臨んだのですが、てにをはを1部間違えて言ったようでした。後で班
友に間違え箇所を確認しました。この10ヶ条は覚えることが目的ではなく覚えたことを実践してこそ本当
の意味があります。
4.審査に際して
本日は、スピーチについては新しいテーマ「時間厳守の意義について」を始めました。原稿がまだ出来てい
ない状態でスピーチをしました。このスピーチは1人当たりの時間が多くかかるため本日は1回しかチャン
スが回ってきませんでした。この少ないチャンスにどれだけ真剣に取り組めるか、準備が出来ていないとい
うことはチャンスをつぶしているということです。
5.折り返し
本日は8日目、後半のスタートです。昨日の40キロ夜間行進は丁度中日に行われたのですが、目標タイム
8時間のところを8時間35分で班全員完歩することができました。あと残すところ5日です。行進では最
後の1キロが最もつらいところでしたが、目前にゴールが見えてくじけそうな気持ちを気力で乗り切ること
ができました。訓練もつらくてもあと残された課題を1つづつこなしてゴールが見えてきても気合を入れて
取り組んでいきます。

平成15年6月24日(9日目)
1.道順の審査
基本審査項目のひとつに道順というものがあります。最寄の駅から会社までの道順を案内する。スピーチで
す。私の場合、会社までだと道が真っ直ぐなので自宅の案内となりました。地図に関しては比較的得意分野
ですので早く合格して次の課題にとりかかろうと考えていました。
2.道順での注意
先日に、10ヶ条のときにもありましたが、てにをはを正しく言っていない、もしくは省略してしまってい
るという指摘を受けました。たった1文字の助詞ですが、それが違うだけで聞く人には全く違う解釈をされ
てしまいます。本日の1回目の審査では合格できませんでした。自分の中で道順は今日合格すると決意を
持って臨んでいました。午後の審査では注意箇所を2度繰り返さない様に行い、50点で合格しました。
3.前頭前野
本日の西山先生の話の中で、仕事に対する頭の良さは学校の勉強が出来ることではないということを言われ
ました。これはこれまでも良くわかっていることですが、この頭の良さを支配するのが前頭前野で、鍛える
には顎関節をよく動かすこと即ち話をする事だと教わりました。この訓練ではすべて大きな声を出して繰返
し覚えるという方法で進められますが、その意味がようやくわかりました。
4.管理者の条件
西山先生の話で、管理者の条件という話がありました。今日は仕事が出来るとは堂いう事かという内容で、
5つの項目を挙げられました。行動力があること、深く考えること、達成意欲が高いこと、コミュニケーシ
ョン能力があること、良き人間関係があることです。その中でもコミュニケーション能力すなわちプレゼン
テーション能力が今後生き残っていくためには最も大切だといわれました。また、私は特にこの点に克服課
題があります。
5.電報
本日、榎本社長からの激励の電報を受け取りました。会社から見守っていて下さると思うと涙が出るほど嬉
しく感じました。会社の皆さんの利益となる金をつぎ込んで訓練に参加させて頂いているのです。つらいこ
とも頑張れる力が沸いてきたと同時に部下への心配りを実際に形に表すことの大切さを感じました。本当に
ありがとうございました。

平成15年6月25日(10日目)
1.今日の審査
昨日、合宿訓練報告書の清書を提出しました。今日審査に回り合格を頂きました。この訓練では訓練服とい
う白い半袖の服が貸与されて着用します。腹のあたりに審査項目のリボンが下げられていて合格する度に1
づつ外れていきます。初めは14枚のリボンからスタートしました。清書のリボンが外れて9枚となりまし
た。
2.電話報告
午前中に電話報告の班内審査がありました。前回の時には内容がまとまらず、話になりませんでした。今日
はテーマを1つだけに絞って具体的な例を入れるように組み立てを考えて、スピーチを行いました。最後の
まとめがきれいにまとまっていないと感じましたが、途中で止められることなく合格点をいただきました。
3.スピーチ審査
今日も昨日に続き、時間厳守の意義についてのスピーチ審査がありました。合格点は60点です。1回目は
午前にありました。昨日30点を頂いていたので、合格を目指していたのですが、23点と点を下げてしまい
ました。審査員の方からはもっとテンポ良く話してくれればいいスピーチになると言われました。1分間ス
ピーチでも同じですが、もっと長いセンテンスを1度に考えて話す訓練を積まなければ直らないと感じまし
た。2回目も24点しか頂けず、今日は終了しました。
4.進歩しているか
今日、スピーチの点数が2回とも昨日より悪かったということは、昨日より進歩していないどころか後退し
てしまっているのです。ただ、修正すべき点をアドバイスして頂いてますので、真剣に取り組み克服してい
きます。明日は必ず合格します。もう1つの自らの課題に意見をどんどん言うという事がありました。西
山先生になにか投げかけられた時でも真っ先に発言するように常に心がけています。積極的に意見を言うと
いう項目に○を2つ頂きました。目標値は3個ですが、もう少し説明して話せるように訓練します。
5.共感論争
あるテーマ、例えば家庭的な雰囲気の上司と厳しいだけの上司はどちらがよい管理者かといったことについ
て論争するのですが、その際の考え方で1方のプラス点とマイナス点、もう1方のプラス点とマイナス点
を箇条書きで書き出してどちらが良いかを比較検討するという手法を西山先生から教わりました。この訓練
でやっていることは仕事の内容には直接関係しませんが手法や考え方は即使えるものばかりです。今後の仕
事のにおいても生かせるように1つ1つ真剣に学び体得していきます。

平成15年6月26日(11日目)
1.1分間スピーチ
今日、午前中に1分間スピーチがありました。30点以上3本合格する必要がありますが、班友15人のうち
1つしか合格していない人は私を含めて2人だけでした。なんとしても今日は合格点を出しておかないと
最後まで足を引っ張ってしまいます。テーマ1つに筋道立てて気合を入れて臨みました。時間は56秒で30
点合格を頂きました。周りを見る余裕と、もう少しキーを下げるようにと注意を頂きました。
2.体操
訓練の1つに体操訓練というものがあります。ラジオ体操第1を基にしているのですが、音楽はありませ
ん。ひざの屈伸運動は完全にしゃがむ形まで、前屈は地面に手をついて1回毎におきる等はっきりとした動
きが要求されます。審査対象にもなっていて、指先までしっかり伸ばしているか、腕が曲がっていないかな
ど細かい所まで神経を行き届かせる必要があります。仕事においても同じ神経を行き届かせることが必要だ
と感じました。
3.スピーチの審査
今日も時間厳守の意義についてのスピーチの審査を受けました。今日は絶対に合格するという決意で完璧に
準備したつもりで審査を受けました。スピーチの原稿の柱、小柱は講師より与えられています。時間厳守の
意義についての場合は内容は自分の言葉で書いています。1回目の審査ではあと小柱が2つ言えたら最後ま
で行けるところだったのですが、そこで言葉を完全に忘れてしまい、不合格となってしまいました。
4.特別審査
今日は、2回目に私の順番が回ってくる直前で時間切れになってしまいました。スピーチの審査は40分×
3が1日の日程です。15人で均等に割ると1人当たり8分です。このスピーチは最後まで話すと7〜8分
ですので1回目の時で7分近くは使っているのです。それで合格しているなら良いのですが、不合格とい
う事は班全体の財産を浪費したという事なのです。これは班友に申し訳ないと思っています。この後、西山
先生から特審があるから受けて来いといわれました。
5.審査結果
特審は班から1人だけ受けることが出来ます。つまり貴重な班の財産なのです。西山先生からも「班から1
人しか出せないのだから、絶対に受かって来い」といわれました。「1回目でちゃんと受かっていればほか
の人を行かせられたのに」とも言われました。審査前はすごいプレッシャーを感じていましたが、班友にこ
れ以上迷惑をかける訳にはいかないという気持ちで集中し、気合を入れて審査に臨みました。結果は60点
合格となりました。この気持ちを最後まで持続していかなくてはと決意をしました。

平成15年6月27日(12日目)
1.訓練に参加して
この合宿訓練も12日目の夕方になりました。この12日間で自分がどう変わったのかと西山先生より問い
かけられました。第1点はどんどん意見を言うことです。これまでは考えが漠然とあってもまとまらず何
も発言しないことが多く、訓練の初めの頃は2、3人の特定の人だけが発言している状態でした。しかし、
そのままではいつまでたっても変われません。なんでも発言してみる気持ちで乗り越えたと感じています。
社に帰ってからも積極的な発言を続けていきます。
2.声について
第2点目に、これまでは声が小さい事でいくつもの場面で自信なさげに見えて損をしていたと思います。
この合宿訓練では常に大きな声で訓練も審査も行われます。腹から声を出すことが出来るようになりました。
自信があることはもちろん、自信のないことでも臆せず常に堂々とした声で、この先仕事を続けていきます。
3.1部屋の4人
4人が1部屋にいて暑くなったら窓を開け、寒くなったら暖房のスイッチをを入れる人が中に1人はいます。
あなたはその1人ですか?という問いがありました。この1人とは気付いたらすぐに動く人、残りの3人
のうち1人は全く気付いてもいない人、後の2人は気付いていても面倒で動かない人と、気付いていても遠
慮して動かない人がいるという事です。あなたはどのタイプですかと西山先生に問いかけられました。今ま
での自分であれば気付いても動かない人だったと思いました。この合宿で、すぐに動くことを誓いました。
4.学んだこと
ビジネスにおいて最も重要で欠くことの出来ないことは、礼儀と時間厳守であることが心に残っています。
この2点はスピーチの審査にあり、特に時間厳守についてはスピーチの練習を繰り返す中で自分自身の時間
に対するルーズさを痛いほど感じました。1分1秒を無駄にしない訓練スケジュールは今までだらだらと進
めていた仕事をきびきび進める精神として今後生かしていきます。
5.最後に
この訓練では15名の班友と24時間を共にしてきました。共に助け合い、悪いところがあれば注意しあい、
談笑しあいました。13日に及ぶ合宿をやってこられたのも班友のお陰です。自分自身の成長になっただけ
でなくかけがえのない友人を得ることも出来ました。一緒に汗を流していただいた滝澤講師と、厳しさと優
しさを持って指導していただいた西山講師には大変感謝しています。そして、何よりもこの様な機会を与え
て頂いた榎本社長に本当に心から感謝しています。ありがとうございました。
以上


詳しくは下記までお問い合わせください。
TEL 0587(36)3271
担当:石田保子
info@showakikaku.co.jp

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