ヘチマのご案内

1..ヘチマについて

 ヘチマは、うり科に属し、蔓(つる)性の1年生植物で生育旺盛、高温で肥沃な土地であれば盛んに分枝し50uに も広がります。雄花、雌花があり、花は黄色で径8p程度、ともに早朝開花します。雌花は節に直接、雄花は節から 20p程度の花柄を出し20個前後の花をつけます。

・ヘチマの特性

 低温、多湿、乾燥を嫌い、25~30℃を生育温度として、うり科の中でも高い方」です。また、多日照で果実肥大が よく、土壌適用範囲は、広くPH6.0〜PH7.5程度が良い。

・ヘチマの品種

 太ヘチマ   :太さ8〜10cm/長さ30〜50cm たわし向き 大長ヘチマ  :太さ7〜8cm/長さ70〜80cm 幼果は食用 食用短形種  :太さ6〜7cm/長さ40cm 食用種 その他、鹿児島在来種や、とかどヘチマなど6品種程度あります。 しかしどの品種も実が熟してくると、内部の網状繊維が、発達し食べれなくなってしまいます。

・ ヘチマの歴史

原産地はインドを中心とする熱帯アジアで、およそ2000年以上前から作られており、中国に伝わり日本には1600年(江戸時代) に伝わりました。 古い書物には、「農業全書」(1969年)には、若い果実を食用とする、と有り、かなり昔から、食用にされていました。

2.ヘチマ栽培

弊社は、炭化装置メーカーとして【炭焼十字軍】を開発すると共に、竹酢液メーカーとして竹の調達から、竹炭、竹酢液の製造 販売を手掛けています。高品質の竹炭、竹酢液にこだわり、竹酢農法を提唱し減農薬農業の普及に努め、消費者と生産者の安全・健康 をテーマに生産農家と共に進んで参りました。 竹炭、竹酢液利用農法でヘチマ栽培に取り組み今年度産より出荷することになりました。 沖縄、鹿児島、宮崎では、夏野菜として郷土料理として、整腸作用、夏ばて防止に親しまれております。

@竹酢農法とは

炭焼産業の復活 ―たかが炭焼 されど炭焼―

炭焼は3000年とも5000年とも言われる程の歴史があります。これは燃料としての利用です。新用途として見直されてい るのは人類・生物の共有財産である水・空気・土の浄化材としての利用があります。水の浄化は下水処理場・浄水器・精密ろ過とし て、空気の浄化はガス吸着・空気清浄器・床下調湿炭として、土の浄化は土壌のバクテリアの餌であり、住まいでもありますので土 壌が活性化します。

このように環境の中心である水・空気・土を取り戻すことが急務となっています。米作では200〜300kg/反の竹炭が、蘭の苗 床にも竹炭・園芸用鉢には害虫忌避材として使用されています。中でも吸着力効果や土壌活性効果の目安であります表面積の大きさ は,備長炭:300u、竹炭: 700u、木炭:30uと言われています。

また、竹を炭焼きするときに発生する水蒸気と煙を冷却して回収したのが竹酢液です。有機酸効果はカルシウム、ナトリウム、 カリウム、マグネシウムなどアルカリ性成分と反応すると酸性土壌がアルカリ化します。

竹酢液の作用(有機酸効果)

・成長促進効果:植物に竹酢液成分(ミネラル分200〜500種類)が成長を促進します。

・害虫忌避効果:煙の臭いが害虫が嫌います。

・発酵促進効果:微生物の発酵を促進します。

・有機酸効果:有機酸による土壌のアルカリ化や花芽時のカルシウム不足を補う有機酸効果があります。

・水クラスター分解効果:水分子とミネラルなどとの集合体を分解して小さくし、植物は根や葉面からの吸収が活発となります。


以上のような効果を、有効に農業利用し安全かつ、健康的な農作物を生産する農法であります。

Aヘチマ栽培

ヘチマ栽培 ・肥料は、有機肥料を使用します。 ・竹炭、竹酢液利用で地力の増進を図り、基本的には自然状態に近い状態で栽培します。 ・収穫は、1番果は、開花後約14日め、以降は、約10日、盛夏期には、7日目で収穫です。 ・長さ30〜45p、太さ4〜5p程度が目安。種がなく軟らかく、苦味も有りません。 ・収穫は、果温があがると傷みやすいので、早朝収穫とします。 ・収穫期間は、6月中旬より9月中旬の予定です。

3.ヘチマの料理

薬膳料理・沖縄料理・郷土料理(鹿児島・宮崎・奄美)

4.ヘチマ料理

レシピ集

ヘチマの味噌煮(鹿児島地方)
材料(5人前) ヘチマ500g、サラダ油大さじ3、豚肉150g、だし汁50cc、豆腐1/4丁、赤味噌大さじ4、削り節1/4カップ
【作り方】1.ヘチマの皮をそぎ、斜めの厚切りにします。
2.豚肉は、丸ごとゆでて、1センチの短冊に切ります。
3.豆腐は、適当に手割しておきます。
4.鍋に油を熱し、2.の豚肉、1.のヘチマの順で強火でいためます。ヘチマがしんなりしたら、3.の豆腐、だし汁、削り節を加えて、 ヘチマから汁が出てとろみがついたら、出来上がり。
ヘチマの酢味噌かけ(鹿児島地方)
【材料】 (4人分) ヘチマ200g、酢大さじ3、みそ小さじ1、砂糖大さじ1
【作り方】ヘチマを3センチ程度の輪切りにして、ゆでてからよく水気を取り酢味噌をつけていただきます
其の他、ナス、かぼちゃ、豚肉などとの炒め物、などがあります
ヘチマのそうめん(鹿児島地方)
【材料】 (4人分) ヘチマ200g、そうめん60g、煮干20g、水600cc、薄口しょうゆ大さじ2、酒小さじ1、塩少々
【作り方】1.若くやわらかい、ヘチマの薄皮をむき、立て半分に割り、1センチぐ           らいに切ります。 2.そうめんは、硬めにゆでておきます。 3.煮干でだし汁を作り、1.のヘチマを入れて煮立て、しんなりしてきたら、薄口しょうゆ、酒、塩で味付けして、そうめんを入れて出来上がり
ナーベラーチャンプルー(沖縄)
【材料】 (4人分) ヘチマ400g(2本)、豚肉100グラム、みそ大さじ3、砂糖大さじ2、酒大さじ2、豆腐1丁
【作り方】材料の準備
1.糸瓜の皮を剥き、5ミリに切ります。
2.豆腐は1センチ角に切りますく
3.味噌を砂糖と酒で溶かします 【作り方】 1.中華なべに油を引き熱してから豚肉を入れてます。
2.ヘチマを入れてトロミが出るまで炒めます。
3.水分でトロミが出たら豆腐を入れて、溶かした味噌を入れて炒めます。
その他利用
ヘチマ水ペクチン、多糖類、たんぱく質が豊富で 安心して利用できる
薬効咳止め、解毒、アレルギー予防、サポニンが豊富に含まれており、肝機能改善、疲 労回復などの効果があるといわれております
たわし天然のため身体に優しく血行促進効果がある。


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